旬とプライドと毛 |
2週間まく時期がずれるとこんなに違う!!すごいでしょう?・・・時期は、ずらしたくてずらしたんじゃなくて、買った土が届くまで待ってたらずれちゃった(笑)
小さいほうの苗を見て見ると、片方がお辞儀してるみたいでしょ?
土から出る前はなんか二つに折れていて、無事に土から出たら、ぴょん!って葉っぱが出てくるんだよ。たぶん、葉っぱがそのまま上に伸びたら、双葉の付け根にある「生長点」といって、新しい葉が出てくる場所を傷つけてしまうからワザと折れて出てくるんだなーって思う。私の勝手な判断だけどw
で、おおきくなってきた方をちょっとみて!
・・・・わかりにくいんだけど、、、茎にちいさーーーーい、こまかーーーい「毛」が生えてるの!チクチクっと!
トマトって毛深いのよね。。。大人になったトマトは、茎のところにチクチクした毛がたくさん生えて、収穫するときに刺さっていつも痛い思いをさせられてるんだ。
この毛、理由があるんです。毛にも理由があるんだと思うんです。毛だって必要なんです。(笑)
実はトマトはアンデス地方のカラカラな高温な岩場がご出身。岩場に根を張るには、強靭なボディーと、いかに体に水をためておけるかにかかってる。実際トマトの根はすごい強くて、たとえば枝をひとつ折ってその辺に捨てると、そこで根を張るくらい強いの。へし折られ捨てられても根を張る恐ろしさ!!w
そういうシビアコンディションで、細かい毛は、からっ風からでも水分をキャッチするために生えてる。うぉーーって毛をはやして水分をキャッチしてます(笑)隙あらば細かい毛から土に埋まって根を張ろうとします。
さて、トマトって夏の野菜って事を知ってますか?今やトマトは真冬でも売ってるし、季節なんて全く関係ない。
夏野菜は一年中スーパーに並んでいるけれど、畑を始めてから季節じゃないものがなかなか買えなくなってきた。理由としては、作り方を想像しちゃうのもあるけれど、何より味だと思う。季節の野菜が美味しいんだよねやっぱり。
それに、本当に無限くらい野菜の種類ってあって、季節の野菜だけで十分なんだけどなぁーーって思う。
ていうか、冬にハウスで暖房をつけてトマトを育てたら、トマトの毛って退化するんじゃないかと心配・・・
あれだけ果敢に生えてる毛が・・・・
トマトもサボって、「あぁ、俺もう毛なんていらねぇや」ってツルツルになるかも・・・・。
そうやって自らの特色を消していったとしたら、、、
「プライドはないの?!そんなあなたを好きになったんじゃないわ!!!!」
「あなた昔は、剛毛で果敢に生きてたじゃない!輝いてたじゃない!何よ、ツルツルになんてなっちゃって!」って状況になるかも。。。
(注:私が毛好きなわけではありません)
・・・・やっぱり、プライドも愛したいのでw、食べ物の旬とトマトの毛は大事にしたいと思います!笑